立ち天衝

見る分には、格ゲーはシングル戦が面白い

By asabat, 2015/04/27

あくまで個人的な好みですが、最近、格闘ゲームのシングル戦を見るのが面白いです。
数年前くらいまでは、チーム戦のほうが出るのも、見るのも面白いと思っていたんですが、最近の大会を見ていると、やっぱりシングルだなと、きのこの山たけのこの里の好みがある時を境に突然変わるように、秘剣手のひら返しをした状態となっています。ここ最近のシングル大会は、ドラマティックなものが多いですよね。

チーム戦は、チームで遊ぶことの楽しさというほかにも、キャラクターの相性差を、他のプレイヤーにカバーしてもらえるという点や、すぐに負けてもそこそこ楽しめる(ガチなチームではその限りではないとは思いますが)など、いろいろありますが、見ている分には、強い人が3人集まったチームというのは、スーパースターチームであると同時に、さじ加減を間違うと、視ていてつまらないほど強いチームになってしまいます。いざ出るとなると勝つことにこだわるのは当然で、おれのこのプロ野球を見るおっさん的な感覚は完全に外野なんですが、チーム戦となるとやはりチームを組みやすい地域やコミュニティに利があったり、地方のヒーローが活躍しにくい場であったり、見ている側としては、ドラマがなくてつまらないなと思ってしまうことも多いです。

シングルはその点、負けても勝っても自己責任、はるばる遠方に行って一回戦負けとかなるとなかなか心にくる形式ですが、純粋に1人のプレイヤーのやりこみや対策、はたまたその日の運が出てくるので、ドラマティックな試合が起こりやすい気がします。○○がプロゲーマーの○○を倒したというようなドラマが拡散しやすいのもシングル戦の醍醐味です。
ただ、シングル戦となると、楽しめる人のハードルが若干あがるのも確かで、気軽に出てみようというには、気恥ずかしさもあったり、キャラクター相性を何らかの形で埋める努力を強いられたりします。そして、日本においては、多くのゲームで、プレイヤーサイドからしてみれば、シングル戦はあまり喜ばれていないという事情もあったりします。

ただ、最近変わったなと思うのは、やはり『ストリートファイター4』や『UMVC3』といったタイトルに関しては、プロゲーマーたちがシングルという土俵で戦っていこともあって、国内でもそれを追うようにシングル大会が増えてきています。ダブルエリミネーションや、キャラ変えOKというルールもあって、見る側としては、純粋に一人のプレイヤーのやりこみや対策を楽しめるのが嬉しいところです。同じ国のプレイヤーを見る分には、チーム戦でもスポットがあたる可能性はありますが、海外のプレイヤーとなると、チーム戦の中から、面白いプレイヤーを見つけるのは難しいです。スターが生まれやすいのはシングル戦で、スターになりたいならシングル戦に出るべきというのは、やはり今後も大きな流れとしてあるのかなと思います。

いくつかのタイトルを見ていると、一人一キャラクターというルールのもとで、シングル戦を開いて面白くなるタイトルというのは、それほど多くないのかもしれません。動画勢的な目線で見て、試合運びや見どころのわかりやすいタイトルであるとかもあるんでしょうが、あまりにもキャラクターが固まったり、どう頑張っても無理そうなキャラクターが多すぎる場合は、ゲーム設計かバランス的なところに問題があるのかなと思ったり。そういう意味では、相性混みでもいいので、どのキャラクターもある程度見どころのあるゲームが出てきてくれると嬉しいですね。どのキャラクターとなるとハードル高すぎる気がするので、せめて半分くらいということで、どうでしょうか。

小川君が、『ギルティギアXrd』の海外大会で優勝。今後、活躍の場が増えることを期待しております。