ボーナスポイント、テメエはダメだ

By asabat, 2014/08/25

『東京新世録 オペレーションアビス』を細々と遊んでおりました。
プレイステーションVitaの3DダンジョンRPGです。
この手のジャンルは90年台で確立したフォーマットに忠実に作られていて新しい驚きもそれほどないんですが、大きなハズレもないということと、ただアイテムを集めるだけのゲームが好きという、おっさん乙な精神で新作が出る度に買い続けております。

『東京新世録 オペレーションアビス』も、面白かったです。
家庭用としては前作に当たる『迷宮クロスブラッド インフィニティ』にあったシステムがなかったりするのは、ちょっと物足りませんでしたが、この作品から3DダンジョンRPGを遊ぶという方には十分楽しめる作品でしょう。PC作品の移植だから、まぁ仕方ないかというというカンジですが、絵のリニューアルに力を入れている分、寂しさもありますけれど。

が。

おれはどうしてもこのゲームでですね、
というかエクスペリエンスのゲーム全般でですね、
許せないことがあるんですよ。
キャラクター作成時のボーナスポイント
これは、キャラクターを作成したときに割り振られるステータスボーナスで、このボーナスポイントが、最初のステータスに加算される形でゲームが開始されます。

まぁこれは『ウィザードリィ』系のゲームにはよくあるシステムなんですが、このゲームの恐ろしいところはですね、このボーナスポイントの差は、取り返すことができません。つまりですね、ほかのゲームにあるようなですね、普通にプレイしていたら一生届かないようなレベルキャップ、ステータスのランダム上昇、強化アイテム、転生して初期パラメーターの底上げみたいなものは一切なく、「生まれた時点で人の優劣は決まっているのだ」という、開発からの強烈なメッセージを勝手に受信するほどに、個人的に嫌いな雰囲気になっています。
「ブサメンに生まれたお前は一生イケメンになんてなれない」、「努力するイケメンこそ至高」といった具合で、ボーナスポイントが低いやつには、人権などありません。

「へえー君、忍者なんだ。すごいね、ところでボーナスポイントいくつ?」

的ないじめが、ゲーム内のおれが見ていないところでも横行しているにちがいありません。 運動会の徒競走で順位をつけるのが危険だ!というような話をどこかで聞いたような気がしますが、ボーナスポイントで生まれながらにキャラクターの優劣が決まる世界がおれにとっては今猛烈に危険なものになっています。

そしてこの1〜10でランダムに割り振られるボーナスポイント。
10を出すのに、だいたい数時間かかります。
ランダムなんですけれども、8以上の数字は全くといっていいほど出ません。1キャラクターあたりなので、パーティメンバー6人分となると1日で終わるかどうか怪しいです。ランダムの運ゲーなので、運のいい人というか、こんなものに運を使ってしまうのか君はというような人は、「5分で全キャラ10余裕でした」みたいなことになるかもしれませんが、そんなことはまず起こり得るはずもなく、チートなんだよ!ちくしょう!

もうちょいボーナスポイント10が出やすければなー。出やすくても面白い作業ではないんですけれども、というかこの作業をうっは10出ねえ、でも出た時の快感やべえっす、おもしれえええええみたいなプレイヤーはどっかにいるんでしょうか。

このボーナスポイントのために、
決定ボタンとキャンセルボタンを交互に押す作業。
おれはこの作業を7時間くらいやって2人ボーナスポイント10のキャラクターを2人作った時点で、心が濁って「優秀な主人公たるおれ(ボーナスポイント10)が普通の女の子を率いて世界を救うゲーム」とこのゲームを受け入れ、適当なボーナスポイントで冒険を開始しました。
最初のチュートリアルダンジョンに潜る前に10時間近くというか、もっとこだわると1日以上かかる素晴らしいゲームなので、リアル運に自身のある方は是非ともチャレンジしていただきたいと思います。

開発者が6人ボーナスポイント10のキャラクターを作るまで残業代なしのニコ生放送

とかやってくれませんかね。
なんか昔、某格闘ゲームで、「署名したらゲームが変わった(ドヤ」みたいなムーブメントが起きた記憶があって、それを冷やかに見つめていた前世の記憶もある僕ですが、あのときの古の勇者たちがこの問題のため、立ちあがってくれることをひそかに期待しております。