▲『スト5』のリュウはゴツゴツしてて格好いいですね。

【プレイレポート】『ストリートファイター5』クローズドβテストを遊んでみました

By asabat, 2015/08/24

土日は『ストリートファイター5』のクローズドβテストをガチャガチャやっていました。
ネットワークまわりが弱かったのか、当初の予定日から大幅にずれていきなり開催された今回のクローズドβですが、肝心のオンライン対戦のラグが半端ないことになっていて「コイツ無線でやってんじゃねえだろうな」みたいな試合をひたすら繰り返しました。
オンライン上の感想なんかを見ていると全体的にラグかったようですが、何試合かはかなり快適に遊べたので、プレイヤー側の環境も関係しているのかもしれません。製品版には、格闘ゲームによくある、相手の回線を識別したうえでマッチングする仕様があると思うのですが、β期間もこれを導入してほしいですね。

▲主に遊んでたのはキャミィとベガ。キャミィはキャラデザインがネットでいろいろ言われてましたが、実際見てみるとクールで格好いいです。

▲主に遊んでたのはキャミィとベガ。キャミィはキャラデザインがネットでいろいろ言われてましたが、実際見てみるとクールで格好いいような。つまり、おれはこのデザインに納得できるから萌え豚ではないんだよなぁということがいいたい。

ラグがあまりにもアレなので、対戦ツールとして面白いかどうかを判断できる段階ではないんですが、そんな状態でも遊ぶことで伝わってくる「新しさ」もありました。
特に新しいと感じたのがキャラクター個別のVスキル、Vリバーサル、Vトリガー。Vスキルを使うことで、Vゲージが溜まっていき、VトリガーとVリバーサルを使う機会が増えるという設計が、今までにない新しいバトルの展開を作り出しています。スーパーコンボゲージを溜めつつ、Vゲージを管理するというところは戦略性があって刺激的なんですが、それ以上に印象的で、面白かったのはのは、Vゲージを溜めるための肝となるVスキルの有効度が、相手のキャラクターによって大きく変化するという点。格闘ゲームにおけるキャラクター同士の相性をVゲージまわりに色濃く載せるというこの設計は、今までの格闘ゲームにはない駆け引きを生んでくれそうした。
特に、防御系のVスキルはその傾向が強く、例えばベガのVスキル”サイコリジェクト”飛び道具を反射する技で、飛び灯具を持つキャラクターには、凄まじい効果を発揮します。その反面、飛び道具を持たないバーディなんかを相手にすると、攻撃判定も何もないベガの飛び道具反射は機能しないんですね。この、キャラクター対策としてVスキルを使える組み合わせはVゲージを溜めやすいという設計、おれは凄く気に入っています。

▲ベガはVスキルで飛び道を反射することが可能です。今までのシリーズでいくと、ベガは飛び道具に苦戦させられるキャラクターだったんですが、今回は飛び道具アンチとして活躍する予感も。反射して発生する飛び道具は、多段技のおかげか、続いて飛んでくる波動拳を貫通していました。

▲ベガはVスキルで飛び道を反射することが可能です。今までのシリーズでいくと、ベガは飛び道具に苦戦させられるキャラクターだったんですが、今回は飛び道具アンチとして活躍する予感も。反射して発生する飛び道具は、多段技のおかげか、続いて飛んでくる波動拳を貫通していました。

春麗や、現在発表されている、ケンやネカリのVスキルは、どのキャラクターにも比較的有効なのかなとも思うので、ここらへんを含めて、Vゲージまわりがどういう風にまとまるのか楽しみですね。

V連呼しすぎましたので、気を取り直してキャラ別の浅すぎるプレイフィールをつらつら書いてみようと思います。調べものとかも本格的にしていないので、以下の情報は勘違い野郎の可能性も大ですが、ここは個人ブログなんで、おおらかな気持ちで眺めてください。

■リュウ

▲『スト5』のリュウはゴツゴツしてて格好いいですね。

▲『スト5』のリュウはゴツゴツしてて迫力と風格ありますね。スーパーコンボの演出は、『スト4』のウルコン以上に格好よく感じます。

クローズドβで一番対戦「させられた」キャラクターがこちら。自分で使ってみると『スト4』からはいろいろと変わった点に感動します。『スト4』らしく動かしても十分面白く感じる、安定の主人公っぷりです。
新しい点で目をひくのは、Vトリガー”電刃練気”。これは、波動拳や昇龍拳に電刃属性がつくというものですが、波動拳は溜めることが可能になり、溜めた波動拳は高速で飛ぶので、避けられにくく、スタン値も高いので遠距離けん制がかなり強力になります。昇龍拳のほうは、上昇しきった部分、いわゆる300点昇龍でも大ダメージを与えられるようになるんですが、これがかなり強力で、相手のジャンプを落とすのが楽しくなります。
Vスキルの”心眼”は、相手の攻撃を受け止めるというものですが、ブロッキングのようにバシバシとれて、バシバシ確定するというものでもないので、急降下タイプの昇龍拳をあわせにくい技や、リーチの長いけん制技への対抗策に使うというのが良いのでしょうか。

▲Vトリガー中の昇龍拳はヒットした位置に関わらず大ダメージを与えることができました。

▲Vトリガー中の昇龍拳はヒットした位置に関わらず大ダメージを与えることができるので、適当にふりまわして相手をぐつらせてました。

■春麗

▲春麗のVトリガー”錬気功”は、手足にオーラのようなものを纏い、攻撃を多段化させます。

▲春麗はおれには難しかった、というわけであまり触りませんでした。Vトリガー”錬気功”は、手足にオーラのようなものを纏い、攻撃を多段化させます。

このキャラクターは、おれのプレイスタイルにいついかなる時も向いていないことを悟っているので少し触っただけですが、攻撃を多段化させるVトリガーを使った横押しが爽快でした。『スト3』、『スト4』の幻影刃のように、技の動作が高速化するわけではないので、ガードの揺さぶりが激しくなるということはないのですが、通常技を使った横押しと、一部の目押しコンボは調べがいがありそうです。Vスキルは、攻めにも組み込めそうなタイプなので、Vゲージも比較的溜まりやすいのかなと思ったり。空中で出せる技が豊富なので、今までよりも空中戦や空中コンボが面白くなってそうですね。
しかし、春麗ってマジで難しいキャラクターだと思います。『スト4』で使ってる人とか尊敬です!『スト3』の春麗はマジで許されないけどな。

■ナッシュ

▲ジェノサイドカッター!ではなく、トラジディアサルトという必殺技です。弱、中、強で大きくモーションが変化します。

▲ジェノサイドカッター!ではなく、トラジディアサルトという必殺技です。弱、中、強で大きくモーションが変化します。

コマンドになって硬直が増加したとはいえ十分すぎるけん制能力を持つソニックブームと、キャンセルから繰り出される多彩な必殺技を使ったラッシュが強力なキャラクターです。無敵技に乏しいので、ガイルのように待ちキャラというわけではなく、近距離戦でまとまったダメージをとることを軸にしたほうが良いのかなとか思いつつ、ごり押し気味に使っていました。
Vスキル”バレットクリア”が飛び道具吸収系なので、打撃系のキャラクターと対戦しているとVゲージがちょっと溜まりにくく感じましたが、いろいろな行動をキャンセルして繰り出せるVトリガーのワープ技”ソニックムーブ”はかなり強力です。ソニックブームを盾にしてVトリガーで一気に接近したり、打撃技をキャンセルして『スト4』のセビキャンのように使ったり、連携やコンボの伸びしろを感じました。

▲Vトリガー”ソニックムーブ”は飛び道具や打撃技をキャンセルして発動可能。もちろん、連続技の中継としても大活躍。

▲Vトリガー”ソニックムーブ”は飛び道具や打撃技をキャンセルして発動可能。もちろん、連続技の中継としても大活躍。

■バーディ

▲飛び道具に弱そうなバーディですが、対抗策もしっかり持っています。

▲飛び道具に弱そうなバーディですが、対抗策もしっかり持っています。

1回だけノリで使ったら、完全ランダムマッチングという殺伐とした世界でナカジマとマッチングするという奇跡が起こり、その後何事もなくナカジマナッシュにぼこられてぶちぎれてやめました。

おわり。

1試合でつかんだことは何もないのですが、鎖を前方に伸ばして攻撃するハンギングチェーンは鎖部分が飛び道具の影響を受けないので、飛び道具を出している相手にあてさえすれば、演出部分の無敵で飛び道具をやり過ごしつつ大ダメージを狙えるという性能のようです。コマンド投げはどうやら1フレームではないようで、ぐるぐるしてていいことがなかったのですが、攻撃力が大幅に上昇するVトリガー”エンジョイタイム”はわりと大雑把な強さなので、荒らし要素は十分に期待できます。今回は、バックステップに無敵がないようで、打撃と投げの二択がかなり猛威を振るいそうなので、『スト4』の投げキャラとは違ったプレッシャーがありそうですね。

■キャミィ

▲Vトリガー中のスパイラルアローは、相手を貫通するので反撃をうけにくそうでした。ヒット時はキャノンスパイクがつながって大ダメージなので、地上コンボとぶっぱなしがはかどります。

▲Vトリガー中のスパイラルアローは、相手を貫通するので反撃をうけにくそうでした。ヒット時はキャノンスパイクがつながって大ダメージなので、地上コンボとぶっぱなしがはかどります。

『スト4』っぽく戦っても勝てるキャラクターですが、ヒット時に弱Pなどがつながる地上技の6強Kや、飛び道具対策だけでなく裏周りなどの攻めのアクセントとして使えるアクセルスピンナックルがいい味を出していました。Vトリガー”デルタドライブ”は、各種必殺技が高速化、多段化するというもので、ダメージが跳ね上がるうえに反撃も難しくなったりとかなりはっちゃけた性能です。このノリのまま製品版に来れば、かなり人気出るんじゃないかなと思いつつ、もうキャノンストライクから崩されるのは飽きたので、そこらへんちょっとテイストを変えてほしいですね(笑)EXキャノンストライクのやられが浮かせになっているところを見るに、人としての良心を制作陣から感じたんですが、追撃が地味に痛くて煮えてます。

■ベガ

▲3+強Pは前身しつつ拳で攻撃する2段技。ヒット時は攻撃発生が早い通常技が連続ヒットします。

▲3+強Pは前身しつつ拳で攻撃する2段技。ヒット時は攻撃発生が早い通常技が連続ヒットします。

今回のクローズドβテストで一番触ったのがこのキャラクター。ガードさせたあとに有利をとれる強のサイコインフェルノや3+強P、飛び道具を反射するVスキル”サイコリジェクト”など、今までのベガにできないことがたくさんできる!ソニックブームを撃たれるだけでコイツホンマとなっていた『スト4』のベガからは考えられない進化です。

▲今回のベガは、飛び道具キラーとして活躍しそうな予感も。

▲今回のベガは、Vスキルを活かした飛び道具キラーになりそうな予感。

▲新技のサイコインフェルノは、ベガの目の前に紫色の炎のようなものを発生させる必殺技。強版はガードさせても有利で、そのまま攻めを継続できました。

▲新技のサイコインフェルノは、ベガの目の前に紫色の炎のようなものを発生させる必殺技。強版はガードさせても有利で、そのまま攻めを継続できました。

切り返しは若干弱めですが、Vリバーサルのサイコバーストは発生が早く感じましたし、スーパーコンボゲージが溜まっているときのアルティメットサイコクラッシャーはコマンド技かつ、発生ちょっぱや、リーチこそ短いものの360度攻撃判定の格好いい技で、何回ぐるぐるまわして当てたかわかりません。連続技に組み込みやすいのも強みで、強のサイコインフェルノからも空中連続技としてヒットします。ダブルニープレスやヘッドプレスも今までのものと性能が変わっていて、ダブルニープレスは不利フレームが増加し、ヒット時は相手をダウンさせられなくなったものの、ダウンをとらないことで展開の早い攻めが可能になりました。ヘッドプレスは、ダウン状態の相手を踏める性能があったんですが、今回のβでは使える状況があまり思い浮かびませんでしたが、きっとなにか面白い使い道があるんでしょう。

ただおれ溜めキャラ苦手だし、攻めのパーツとして面白そうな立ち強Pキャンセルサイコインフェルノ(下溜め上P)とかもうこれ完全にアーティ(かって『ギルティギア』シリーズで名を馳せた柏のハメ野郎。おれとナカジマのダチ)式だから、溜めキャラ使いに頑張ってもらいたい。

▲おれはもっと快適なオンライン環境でVトリガーを出したいんや!

▲おれはもっと快適なオンライン環境でVトリガーを出したいんや!(写真にアマレコのロゴがあるのは、おれがどケチ野郎だからではなく、普段使ってる環境だとうまく撮影がいかなかったからで(以下略、今日あたり課金しますすみません。)

現状でバランスとかそういうのを語れる状況ではないのですが、『ストリートファイター4』でつかんだプレイヤーを離さないような位置づけの作品かつ、骨太で挑戦的な新しさを盛り込んだゲーム設計は、さすがカプコンマジありがとうこれからも頑張って!といったところ。
ここ最近、遊び始めてすぐしっくりくるゲームが多くて、スタートダッシュでそこそこ勝てるものの、特にそのゲームならではの目新しさがないという作品が多いように感じていたので、ラグまみれの対戦と、その間に少し遊べるトレモですら、非常に刺激的に感じました。勝てる面白さの前に、キャラクターを動かす面白さが最初から感じられるのは大変素晴らしいなと思います。

ただマジでこの2日間という短い時間かつ、切断、ラグの溢れる世界ではテストというレベルに達していないので、次回以降はなんとかもうちょっと環境を整えてほしいと思う次第です。