ゲームライターという仕事.5

By asabat, 2014/09/25

ゲームライターの役得とかノリで書きましたが、これは特に面白い話にはならないと一行目で気づきました。なぜなら、大した役得なんてないからです。

・好きなゲームの記事を書ける可能性がある。

・ゲームを発売前に遊べる可能性がある。

・ゲーム制作関係者と知り合いになれる可能性がある。

・メディアのお金で興味のあるイベント取材に行ける可能性がある。

・新作ゲームをくれる可能性がある。(個人的には編集が持っていくケースが多いので、あまり経験はありません。)

・ゲーム制作に参加できる可能性がある。

数秒で思いつく範囲では以上です。

いちいちピックアップするほどのこともないんですが、文字数を稼ぐというところで頑張るとするならば、発売前のゲームをプレイできるということについて、少し書こうと思います。

これは確かに、人によってはうれしい特典です。ただ反面、しゃべりたがりの人もいて、守秘義務なにそれ美味しいのみたいな立ち回りで干されているライターもいます。

ライターと守秘義務というテーマでは、今回は詳しく書きませんが、なかなかデリケートな問題ですよね。”攻略記事の調べものの範囲で、スゴイネタを見つけたとして、それをゲームメディア以外で公開するのはアウト”だと思ってはいるんですが、ここらへんわりと無法地帯になっている印象があります。
おれ自身の話でいくと、関わったゲームについては、基本的にSNSなんかでは触れないようにしていますが、「関わったか関わってないか」というのをいちいちPRするのもあれですし、真面目にライターやるなら、沈黙が一番なのかもしれません。そもそもこんなブログを書いているあたりが、アカンような気もしますね。

(しかし、これ、発売前に遊べるって、今そんなにうれしいことですかね。おれはトロフィー、実績厨なので、発売前に遊んで攻略しても、どうせもう一回やり直すんだという暗澹たる気持ちになるため、あんまり発売前のゲームを遊ぶような仕事に興味はありません。対人戦のゲームは、確かに、スタートダッシュができるかもしれません。でもこれも、ゲームライターが一か月早くゲームを触ったからといって、その貯金で無双できるのはせいぜい一週間がいいところです。インターネットの情報拡散と、攻略スピードの速さが変わってしまったため、稼働、発売日とは言いませんが、稼働、発売間もないうちからプレイしないとまともな攻略を提供できないような状況になってきます。プレイを解禁できる期日みたいなものは、各人のモラルによるところですね。)
話を役得に戻します。

あと、注目できそうなところでいくと、ゲーム制作への参加というところでしょうか。この体験は、すべてのライターに起きることではありませんが、ゲームのクオリティチェック、つまり、まだゲームに変更を加えられる時点で意見や感想を求められるという仕事ですね。

格闘ゲームの調整なんかもそうですね。

ただ、調整といっても大げさなものではなく、読んでくれている方の中には、格闘ゲーム関係の人が多いかと思いますが、格闘ゲーマーや、ゲームライターが呼ばれる調整というのは、「既に出来上がってきているもの」の数値や性能を変えていく程度のものがほとんどです。このレベルでクオリティチェックをやるなら、本当になんてことないアルバイトで、格闘ゲームがそこそこできるプレイヤーなら楽しみつつ参加できるものになっています。発売前に攻略するというのよりは、面白い仕事だと個人的には思ってますが、まぁ誰がどんな調整をしても、どこかしらの層に「クソゲー」と言われるわけですから、ある程度のメンタルは必要なのかもしれません。
おれの場合は「アホほどゲームを遊んでいる」ということが好まれて、こういったチェックに呼んでもらうことがあります。このゲームのこのシステムと同じだから、良いところ、悪いところ、足りないところを見てみましょうというのがわりとすぐ言えるほどには、ゲームを遊んでいるという、ただ暇人ならではのスキルが役立つことがあるわけです。
ゲームライターから、ゲームメーカーに入る方もいますが、だいたいはこのクオリティチェックを入り口にしている印象です。途中でゲーム制作に興味を持ったという道筋であれば仕方がありませんが、最初からゲームメーカーに入りたいなら、ゲームライターを経る必要はありません。ゲームライターをやっていたからといって、制作に必要な特別な知識や、プログラミングスキルが磨かれるわけではないですからね。

うーん、いろいろ書いてはみたものの、おれの思いつく限り、すげえ!みたいな役得はありませんね。だから専業じゃなく副業でやるべきなんだ、と強引にまとめます。

もうちょっとだけ続くんじゃよ。