△このシーンで既に『428』をイメージして泣いてる。

【プレイレポート】ニンテンドー3DS『モンスターストライク』が素直にスゴイ

By asabat, 2015/12/24

自称ゲーマーのおれですが、ここ数年バブリーな雰囲気を醸し出しているソーシャルゲームについては、少し遊んですぐやめるということを繰り返しながら付き合っています。偶然かどうかはわかりませんが、おれが体験してきたソーシャルゲームの多くは、コンシューマーゲームで遊んだことのあるような作品が多く、それがスマートフォンで手軽に遊べるというのは嬉しいんですけれど、がっつりとゲームを遊べる今やるゲームではないなとすぐに据え置きハードや携帯ハードの前に戻ってしまうんですね。
暇人ですみません。

そんなわけで、スマートフォンを変える度に、インストールしていたソーシャルゲームを何のためらいもなく一掃しているんですが、『パズドラ』と『モンスト』だけは、なんとなく引き継いでしまい、いまだにたまに立ち上げては、ガチャをひいてみたりしつつ、細々と遊び続けられています。
雑にその魅力を書いてしまうと、この2つの作品は、スマートフォンの操作性で遊ぶことが素直に面白く、爽快なんですね。スマートフォンという端末で、お手軽に遊ぶということに最適化されたゲームとして、この2作品は最高峰ではないかと思うのです。

そんな作品が、家庭用にやってくるということで、ライトユーザーの端くれとして購入して、黙々と遊んでみました。ソーシャルゲームの会社はお金があるから、こういう余裕のあることができていいな。でもあんまりおもしろくはないだろう。なぜなら、『モンスト』の面白さというのは、スマートフォンだから活かせるものだから。なんて通ぶって始めてみたら、最初から最後まで面白く、1日つぶしてエンディングまでたどり着いてしまいました。

△しっかりとしたストーリーとグラフィック。素晴らしい!

△深みのあるストーリーと、3DSでも最高峰レベルのグラフィックは必見。表情の変化なども細かいです。

△作品の舞台として渋谷も登場します。再現度の高さに驚かされます。

△作品の舞台として東京都・渋谷区も渋谷も登場します。再現度の高さに驚かされます。

△パッケージで遊べる安心感。

△スマートフォンでおなじみの、ひっぱりハンティング要素の爽快感3DS版でも健在。

子供向けでありながら、大人をも唸らせる素晴らしいシナリオ、グラフィックは、『モンスターストライク』という作品が、家庭用ゲーム機のために作られたコンテンツであるかのように感じさせてくれます。
『モンスト』というと、幅広い層に受けている作品で、そこにがっつりとしたシナリオを載せるとすると、『ポケットモンスター』や『妖怪ウォッチ』的な、子供の感覚や目線を意識したものになるのかなと思っていたのですが、本作の方向性はまるで違います。小中学生の目線からみると、テンポがよくわかりやすいシナリオに感じると思いますが、大人の目線から見ると、随所になかなかに深いと思わされる物語展開や、登場人物の豊かな感情描写が、魅力的に浮かび上がってくる作品になっています。

シナリオは、『428~封鎖された渋谷で〜』のシナリオを手掛けた北島行徳氏。
イシイジロウさんがTVアニメ版『モンスターストライク』を手掛けているということで、こちらも更新を楽しみにしつつ見ていたのですが、どちらのシナリオも素晴らしいです。

△課金せずにガチャが引けてしまうんだぜ!というのも大きな魅力のひとつです。

△課金せずにガチャが引けてしまうんだぜ!というのも大きな魅力のひとつです。

△萌えキャラっぽい方々を使って、黙々と遊んでいます。

△萌えキャラっぽい方々を使って、黙々と遊んでいます。

そこに落とし込まれた大人気ソーシャルゲームの『モンスト』の爽快感も絶妙。ニンテンド―3DSに最適化された操作性も、これはこれでありだと思わされてしまう完成度。いいのか、課金せずにガチャが引けるこんな作品を世に出してしまって。
マルチプレイが、ローカル通信のみというのはなんでなんだろう、インターネットを使って遊びたい!と思っていたのですが、遊んでみると、全体的に素晴らしいクオリティで作品がまとまっていることもあり、3DS版が力を入れているところ、見せたいところはアクション部分ではないのかもと勘繰ってしまいます。

これは、ゲームに慣れた大人にこそ、遊んでもらいたい作品ですね。

△このシーンで既に『428』をイメージして泣いてる。

△428の表記に感動。

初週の販売本数は50万本近くとのことで、かなり勢いよく売れている模様です。消化率は若干低めに見えますが、この作品のクオリティなら、クリスマス、お正月でも売れていくのではと注目しています。
子供と一緒に遊ぶゲームとしては、シナリオ的にこれほど知的な作品はなかなかないのではとか思いましたが、おれは子供もおらず、友人の家の子供が家に遊びにきたら「おれのゲームコレクションに触れられたらどうしよう、部屋に鍵をかけておこう」みたいな人間であることを今思い出しました。