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【プレイインプレッション】アトラスへの信者力が回復していくのを感じる『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』

By asabat, 2015/01/30

発売延期を繰り返し、発売日欄の藻屑と消えそうだった『デビルサバイバー2ブレイクレコード』がついに発売。当初の発売日が2013年7月11日だったことを考えると、よく発売されたなというところに感動するわけですが、ゲームの出来にはもう感動というか、完全にアトラスへの信者力が回復していくのを感じます。「クオリティアップのための」という言葉は延期を発表する際の常套句ですが、このソフトは本当にクオリティアップをしていたんだ!、と、少年のような素直さで信じ切ってしまえるほど、面白く遊ばさせてもらっています。

おれの最近のアトラスの『女神転生』的な流れを汲むRPGのプレイフィールというと、『ペルソナ』やら『真・女神転生4』なんかはクリアーしているものの、いまいち自分には合っていなくて、もう慣れ親しんだセオリーで攻略したり、育成したり、ハッソウビートしたり、メシアライザーするだけの作品でした。(リメイク『世界樹』シリーズは素晴らしい作品だと思います。)

しかし、この、『デビルサバイバー』シリーズは、所要所で尖った難度だったり、短いやりとりだけで雰囲気が伝わってくる会話だったり、いろいろとやりたくなることが多い自由度だったり、なんか懐かしいアトラス、主にセガサターン的な時代の!みたいなところに着地しています。そのうえで、据え置き機で煩わしいと感じないギリギリのバランスが保たれているのが神っているところで、バトルパートの時間配分や、やりこみ要素の性質なんかが、ちょっとあいた時間で遊びたくなる塩梅なんです。(『真・女神転生4』と同じく、ダウンロードコンテンツを使うと育成やら金策がはかどりすぎますが、まぁ、これは今の時代にあった要素ということで……。ただ、DLCを使って育成を楽しむのも、『真・女神転生4』ほどやる気をなくすゲームバランスにはなっていません。)

ひとまず、おれのアトラスゲー専用ニンテンドー3DSに閉じ込めて、全ルート遊ぼうと思います。DS版も遊んだんですけど、久しぶりなのでいろいろ忘れまくっていて新鮮です。ストーリーは、『デビルサバイバー』1作目とは大きなリンクもないので、気になる方はこちらから遊んでも全く問題ありません。ストーリーが面白いのかと聞かれると、そこは人の好みによるところが大きいと思いますが、『女神転生』的なダークな世界観はしっかり書き込まれていますし、なんとなくサバイバーなカンジです。描写的には、1のほうがサバイバーのように感じたりもするんですが、ストーリー重視、ストーリーの雰囲気を見てから決めるという方は、公式サイトや、アニメ版『デビルサバイバー2』をご覧になってください。

しかし、ストーリーというと、最近発売された”なんとかおぶなんとか”がいろいろな意味で話題ですね。おれはRPGのストーリーがいい悪い、つまり、好きか嫌いかみたいなところは、大きな評価軸にしないので、「いつものなんとかおぶなんとかだったな」的な感想が残るばかりです。特に記事に書くつもりもないのですが、戦闘システムとか、やりこみ要素とか、もうちょっとこう『スターオーシャン』の領域に達してほしいといつも願っています。

つまり、おれは、繰り返し遊ぶことになるバトルや、自分のやりこみを反映できる育成、収集の幅や過程が面白くてなんぼのRPGだろうと思っている人なので、その点で力が入っているRPGであれば、「素晴らしい」と評価したり書いたりすることが多いです。そんなおれの目線からいくと、『デビルサバイバー2』は、凄く高い水準でそれらの要素が整っていて、「素晴らしい」作品です。ストーリーがよいに越したことはないんですけど、良し悪しの評価は好みの範囲で収まることが多いので、「ストーリーが好みじゃないからクソゲー」みたいな勇気ある発言をしていくことはあまりないです。

そんな本作ですが、人に勧めると「シミュレーションRPG」なんでしょみたいな渋り方が返ってくることが多いです。ただですね、『タクティクスオウガ』や『ファイアーエムブレム』的な、ユニットで殴り合うタイプのものではなく、本作はパーティ単位で操作するゲームなので、プレイフィールはコマンド選択式RPGに近い戦略性になっています。要するに、バトルはおれの育てた仲間TUEEEEEEみたいな楽しみ方が主で、相手の行動限界マスを見て、当たらないところからぺちぺちやって詰ませるみたいな要素は薄めですから、イライラ度も低めです。

▲この作品で一番可愛いのは新田維緒ちゃんなんですが、このモブとして何度も登場する超絶可愛い女の子がメインキャラクターだったら世界はまた違っていたものになったかもしれません。

▲この作品で一番可愛いのは新田維緒ちゃんなんですが、このモブとして何度も登場する超絶可愛い女の子がメインキャラクターだったら世界はまた違っていたものになったかもしれません。

そんなわけで、暇を持て余すかたも、なんかこつこつ遊ぶRPGがほしいという方も、ゲームができる人はとにかく遊んでみてほしい作品です。今回の記事の画像が少ないのは、カメラで撮影しようとした結果綺麗にとれず、キャプチャー環境を揃えるのはしんどいなと思ったからです。申し訳ありません。

▲アトラス信者ではないおれですが、こういうものは必死に買い求めたりしております。電車で取りだすとちびっこたちの注目を集められる青い本体も、車社会の徳島では活躍の機会がありません。

▲アトラス信者ではないおれですが、こういうものは必死に買い求めたりしております。電車で取りだすとちびっこたちの注目を集められる青い本体も、車社会の徳島では活躍の機会がありません。

他社の運営とはいえ、アトラスが監修したと発表された『真・女神転生 IMAGINE』を愛せなかったという出来事があって以来、アトラス信者的な発言は控えるようにしていますが、今のところ神ゲーのように感じております。このノリで『ペルソナ5』も尖った作品にしてほしいと思う次第です。『真・女神転生NINE』も面白かったから、あれもXboxOneという神ハードに配信してほしいものですね。